大西山復旧治山工事
今回は大西山復旧治山工事の現場を紹介したいと思います。
前回、ドローンの操縦で見学させていただいた現場です。
大西山は昭和36年の集中豪雨にて大規模崩壊した山です。
いまだに崩壊のあとが残っていることが分かります、、
大西山の現場では安全面を考慮して無人機を用いた土砂の掘削を行っています。
また、この無人機はトライネットで所有しているものです。
よく見ると人が乗っていないことが確認できます。
この無人機は少し離れたとことから、コントローラーを用いて操縦します。
操縦を行う際は目視にて掘削位置を確認し行います。
この現場で無人機を操縦するのはトライネットのグループ会社、パテック所属の関島さんです。
関島さんはこの無人機の操縦を三年ほど行っているそうです。
実際に重機に乗ることなく行わなければならない作業です。
気を付けなければならないことの基本的な部分は実際に乗って操縦するときとさほど変わらないとのことでした。
しかし、どうしても目視にての掘削位置が見えづらい場面があるようです。
また、乗って操縦するときは両手に加え、足での操縦も同時に行うことができますが
コントローラーを使っての操縦になると両手しか使うことができません。
そういった点で、重機の走行する場所に応じた操縦の柔軟性が
実際に乗って運転するときよりも低くなってしまうようです。
実際に操縦していただき、丁寧に教えてくださいました!
とても勉強になりました、ありがとうございます!
無人機での掘削現場を見学した後は、崩壊斜面の安全点検に同行させていただきました。
尾根付近の崩壊部分は何年も前にトライネットが施工しました。
当時はモノレールが途中までしか延びていなかったため、ひたすら歩いて一番上まで行ったそうです。
大西山の現場は非常に規模が大きく、迫力がある現場でした。
規模が大きい分、やりがいもあるのではないかとかんじました。
いつどこで大西山のような崩壊が起こるかわかりませんが、
崩壊してしまった後の斜面を安定させるような治山工事はどこの場所でも
欠かせないのではないかと
崩壊跡地を間近で見ることにより、実感しました。