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長野県優良技術者表彰を受賞しました

2018年2月7日、長野県庁にて平成29年度長野県優良技術者表彰の表彰式が執り行われました。

トライネットは今年、土木部の野牧が若手部門にて受賞しました 😀

現場は「平成27年度国補ダム建設(治水ダム)工事」になります。

 

この工事は、ダムを建設する、という工事ではありません。

ダムに堆砂した砂を搬出する、という工事です。

ダムは洪水調節や水道用水の確保など下流域に住む住民にとって大切な役割を果たしているので、

ダムに堆砂した砂を搬出する(リフレッシュ)工事は

こういった役割を維持させるためにも非常に重要な役割を担っています 😯

 

着工前は水を抜いた後、ということもあり

流木や石など、砂だけでなくほかの堆積物も確認できます。

工事はこの砂の上での作業となりました。

また、渇水期に合わせての工事でもあったため

工期は11月から翌年8月と冬の時期を挟んでの期間となりました。

 

現場位置は標高も高く、冬の積雪量も多かったようです。

毎朝、4時に現場に行き、朝から雪かき、除雪等大変だったようです。

夏場に差し掛かると今度は乾燥した砂が風によって巻き上げられ、

前も見えない状況でした。

現場作業では常にマスクは欠かせない、そんな過酷な状況でした。

 

施工では土砂を搬出するダンプが通るための道路も設置します。

 

しかし、設置した仮設道路は、施工期間中、豪雨が発生したため、

大量に水が流れ、決壊してしまったときもありました。

排水の調整など隣接工区を担当する代理人の方との

コミュニケーションを頻繁にとり、工事が円滑に進むよう努めました。

 

施工の中では、会社でも初の取組となる3Dレーザースキャナーによる起工測量と出来形管理の効率化を目的としたTS出来形による管理を行いました。

これにより品質管理、出来形管理の所要日数を短縮することができました 🙂

 

また、堆積土を積み込む際に注意しなければいけないのが過積載です。

過積載にならないよう、

積み込み回数及び積み込み高さに規定を設け、管理しました。

しかし、降雨による含水率の変化などに起因し、その規定だけでは過積載になってしまうおそれがありました 🙁

そのため、1日に1回積み込み完了後、簡易重量計により現場にて積載量の確認を行いました。

これにより確実に過積載を防止することができました 🙂

 

ダム内に一部積み上げた砂はダムに水がたまった際、

再度崩れて流出しないよう、巨石を積んで保護します

 

松川ダムは特に上流域の地形が険しく、地質がもろいため

ダムに砂が堆積しやすい状況にあります。

細かい土砂を下流に流すために、土砂バイパスが設置されています。

今回の工事ではダム内に堆積した土砂の搬出のみに限らず、

土砂の流出によってどの程度バイパスが摩耗してしまうのか、といったことを把握するために、バイパス内を100mおきにペイントする、といったことも行いました。

一つの工事ですがたくさんの施工内容が詰め込まれています。

その分、安全管理に気を配り、工事を進めていったそうです 🙂

 

最後に工事を担当した野牧に受賞を受けての感想を伺いました。

 

今回の受賞、大変うれしく思います。

この受賞を励みに、今後携わる工事も頑張っていきたいと思います。

また、松川ダムの工事ではトライネット土木部をはじめとし、

協力会社の小林工業、パテックなど、たくさんの方々にお世話になりました。

たくさんの協力があり、無事故無災害で工事を終えることができました。

本当にありがとうございました。

 

授賞式の記念写真↓

今回の受賞は野牧にとって2度目の受賞となります。

2度目の受賞、大変おめでとうございます 😀

カテゴリー:   投稿日:2018年3月1日   投稿者:明瀬 (あかせ)  

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